ASTRA HOUSE(アストラハウス)

書籍

ユードラ・ハニーセットのすばらしき世界

アニー・ライアンズ Annie Lyons 著 / 金原瑞人・西田佳子 訳
定価(税込) 2,420円(本体2,200円+税)
ISBN978-4-908184-51-2

2024年5月21日発売

内容紹介

ユードラ・ハニーセットはひとり暮らし。楽しみといえばラジオとクロスワードパズル、そしてプールで泳ぐことくらいで、人づきあいもせず、単調な日々を送っている。周囲に向ける視線も態度も辛辣で、厭世家という言葉がぴったりの老人だ。
ある日、ユードラは安楽死を求めてスイスのクリニックに電話をかける。日々思うように動かなくなる自分の体。このままだといずれ病院のベッドに寝かされ、死を待つしかなくなる。それなら自分の意志で人生を終わらせたい、尊厳を持って死を迎えたいと考えてのことだった。
そんなユードラの隣に、ある一家が越してくる……。



著者紹介

アニー・ライアンズ Annie Lyons
書籍販売、出版業界での勤務を経て作家デビュー。イギリスで『Not Quite Perfect』をはじめとする7作品を発表しており、本書はその6作目。さらに2024年7月には8作目を発表予定。執筆活動のかたわら、創作の指導も行う。夫とふたりの子どもとともに、ロンドン南東部在住。                                 

翻訳者紹介

金原瑞人
1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書など600点以上。訳書に『不思議を売る男』『青空のむこう』『国のない男』『月と六ペンス』『彼女の思い出/逆さまの森』『何かが道をやってくる』『小さな手 ホラー短編集4』など。エッセイ集に『翻訳はめぐる』など。日本の古典の翻案に『雨月物語』など。ホームページはhttps://kanehara.jp/

西田佳子
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。翻訳家・大学非常勤講師。訳書に『わたしはマララ』(金原瑞人氏との共訳)『マララが見た世界』『ぼくがスカートをはく日』『赤毛のアン』『小公子セドリック』『警視の慟哭』(ダンカン・キンケイド警視シリーズ)など。


 

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