ASTRA HOUSE(アストラハウス)

書籍

君の名はダニエル

ダヴィド・フェンキノスDavid Foenkinos 著 / 澤田理恵( さわだ・りえ) 訳
定価(税込) 2,200円(本体2,000円+税)
ISBN978-4-908184-39-0 

2022年12月24日発売

内容紹介

1999年、あの超ベストセラーの映画化が決定!
主役の最終オーディションに残った少年二人それぞれの運命。
一人は約束された世界的スターの座に就くが、
「もう一人のハリー」は⁉……選ばれなかったNo.2が20年後に見た光景・・・

名作『ナタリー』(映画化作品)『シャルロッテ』の作家がロックダウン中に
世界的作家J.K.ローリングの人生に興味を持ち、あるインタビュー記事に目を留める。
セカンドチャンスをテーマにする作家が、スターに成り損ねた少年の挫折と苦悩の人生を
メランコリーな色調の中にもユーモアを交えて描いた。
クライマックスまで一気に読ませる感動のページ・ターナー!

少年マーティンは両親の離婚に伴い、父の住むロンドンと母の住むパリを行き来しながら成長する。
ある日、マーティンは父に連れられて行った撮影現場でプロデューサーの目に留まる。
世界的大ベストセラーの映画化で主役を演じられるのか? 
だが、最終セッションで、もう一人の少年が主役に選ばれてしまう。
マーティンの希望は潰え、いやでも自分の運命を「奪った」ライバルの栄光を見続け、挫折感に苛まれることになる。
マーティンは人生を棒に振ってしまったのか? 
セカンド・チャンスはあるのか?
名作『ナタリー』の作家が描く選ばれなかった「ナンバー2」の物語。

著者紹介

ダヴィド・フェンキノスDavid Foenkinos

1974年、パリ生まれの作家、脚本家。ソルボンヌ大学で文学を専攻。
ジャズ・ギターのインストラクターを経て、2002年にInversion de l’idiotieで作家デビュー。
2009年『La Délicatesse』(邦訳『ナタリー』早川書房)がベストセラーとなり、映画化。
2014年、『Charlotte』(邦訳『シャルロッテ』白水社)でルノドー賞を受賞。

翻訳者紹介

澤田理恵( さわだ・りえ)

フランス語翻訳家。学習院大学文学部フランス文学科卒業。
共訳書に『スフィンクスの秘儀』(クリスチャン・ジャック著、竹書房)がある。


 

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